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ABSとはアンチロック・ブレーキ(ブレーキング)・システムの略で、急ブレーキの時や滑る路面の時にタイヤがロックするのを防止する装置のことです。

ABSが作動すると「ガガガガガガ」というような音をたて、ブレーキが押し戻されるような感覚がします。

初めてABSが作動するとビックリしてブレーキを離してしまう人が多いですが、ABSが作動している証拠なのでそのままブレーキを強く踏んでいけは大丈夫です。


しかし、いくらABSを装備しているからといって冬道でスピードを出しすぎたりなど、無茶な運転をしてはいけません。 
ABSとはあくまでも安全のための補助装置なのです。
運転しているのはあなただということを忘れないでください。






冬道での恐怖体験

冬道でABSがついている友人の助手席に乗っていたときのことです。
その友人はあまり運転が得意ではなかったのですが、ABSがついているということで冬道でも少し自信を持っていました。
坂道にさしかかった時、あまりのツルツル路面にビックリした友人はブレーキを思いっきり踏み込みました。

いつもだったらそこでABSが作動し「ガリガリガリガリ」と音をたてるはずだったのですが、なぜかタイヤがロックしてしまい発動しなかったのです。

下り坂でタイヤがロックしてしまうと、車はスーっと横滑りしていきます。 パニックになった友人はそのままブレーキをさらに踏み続け、車は路肩の雪山に突っ込みました。

タイヤがロックしてしまったらブレーキを一度離して、また少しずつ踏むしかありません。 ABSに頼りすぎてABSがついていない車でのブレーキの踏み方を忘れていたために対応できなかったのですね。

できることならABSが作動しないような運転の仕方を心がけましょう。